断酒とは
自助グループとは
家族の自助グループ
断酒会とは
断酒会の問い合わせ先
AA(アルコーホリック・アノニマス)とは
AAの問い合わせ先
その他の自助グループ 酒を断つことは容易でも、断酒を持続させるためには、あなた一人ではかなり困難です。ですから、同じ悩みを持った仲間が集まり、お互い励まし合いつつ日夜断酒に励む必要が出てきます。
そこで以下に述べる自助グループが、どうしても断酒を継続し、酒の害から回復するためには必要になってくるのです。
また、アルコール依存症者を夫として持つ妻たちや彼らの子供たち(adult children of alcoholics、日本語ではアダルト・チルドレン、略してAC あるいは ACOA とも呼ばれます)も、アルコールの被害者です。でも妻も子供たちも、問題があるのはアルコール依存症者本人だけであり、自分たちにもその害が及んでいることに、通常気がつきません。
アルコール依存症の夫を持つ妻たちは、夫のお酒の問題に振り回され、感情的に不安定になりがちで、夫のアルコール問題が進行する内に徐々に心を病んでしまいます。また、そんな彼らの間に育った子供たちは、小さい頃のつらい体験が原因で、心の中に大きな傷を持ち続けています。そしてこの心の傷のために、大人になってからも様々な問題を抱え込んでしまうことがあります。そのため、全国各地に
AC の方を対象にした自助グループも誕生するようになってきました。また、その他にも家族のための自助グループが存在します。
アルコール依存症者のための自助グループには、断酒会と AA(アルコーホリクス・アノニマス、匿名断酒会とも訳されます)の二つがあります。
断酒会は、当時米国で普及していた AA をモデルとし、昭和33年このホームページの発信地である高知と東京で相前後して始まりました。私ども高知アルコール問題研究所の所長である下司孝麿は、アルコール依存症者で元社会党高知県本部書記長だった松村春繁氏とともに、全国行脚をして断酒会を全国に拡げ、現在では日本全国で5万人の会員を擁するまでに発展しました。松村氏の考え方が、松村断酒語録として現在も断酒会活動の中で生かされています。
自らの意志で酒を断ち続けようと願う者が、一人ではもはやアルコールの誘惑から逃れられないことを自覚して、お互い支えあうために集う集まりが、断酒会です。
断酒会活動は、日々の断酒例会と各ブロックあるいは全国レベルでの大会からなります。
断酒例会は、日本全国津々浦々の町でも開かれています。もしかしたら、あなたの住んでいる町で今夜断酒会が開かれているかもしれません。
断酒例会は、ここのメンバーの体験発表がその中心です。お酒にまつわる自分の過去を、皆の前で言葉にして発表することにより、また他者の体験を聞くことにより、自分自身のアルコール問題を深く掘り下げることができるようになるのです。「語るは最高の治療」「回復は耳から始まる」などと表現されるように、人前で自分の体験を堂々と語れるようになれば、また他の酒害者の言葉が素直に耳に入ってくるようになれば、回復への道を確実に歩みだしているに違いありません。
AA は、1935年米国オハイオ州アクロンで2人のアルコール依存症者(ボブとビル)によって始められた世界最初の自助グループです。
日本では、戦後米軍基地内での集会からその活動が始まり、昭和50年頃より東京を中心に全国へと普及していきました。
現在、AA のメンバーは世界90ヶ国以上、総数100万人以上に達しています。日本でも300以上のグループが活動しています。
AA の特徴は、その匿名性とメンバーの間に上下関係をつくらない活動のあり方にあります。
12のステップに則り、階段を一段一段登っていくように回復をはかろうというものです。
AA の日常的活動は、ミーティングとメッセージが中心です。断酒会の例会では、アルコール依存症者のみならずその家族の出席も奨励されますが、AA
ではオープンミーティングの除き、アルコール依存症者のみの出席でミーティングが行われます。
もう一方のメッセージは2つに分けられ、まだ立ち直っていないアルコール依存症者個人へ
AA の参加を促すものと、病院や施設、あるいはマスコミなどへおもむき、AA
の存在を PR し参加を促すものとがあります。
また、全国各地でセミナーやラウンドアップと呼ばれる行事もあり、海外での行事にも日本からのメンバーも参加しています。
また、アルコール依存症者を夫に持つ妻たちやその他の家族、友人たちの自助グループであるアラノン、アルコール依存症者の父親を持つ子供たちの集いアラティーンもあり、AA
と同様12のステップにそって互いの回復をはかっています。
断酒会や AA の他にも、アルコール依存症以外の嗜癖行動(例えば、薬物依存、拒食症や過食症、ギャンブル中毒、家庭内暴力、買物中毒など)全般に対する自助グループとして、 AAK(アディクション問題を考える会)があり、関東を中心に活動しています。
自助グループについての詳しい説明は、アルコール問題関連書籍紹介のページの書籍・雑誌を参照ください。
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